【院長】高橋 大 先生
骨折患者様に対する治療方針
腕から手関節、下腿から足部の骨折をしてしまった時、多くの場合1カ月から1カ月半の期間ギプス固定をして治療します。
ギプスは基本的に取り外しできないため、ギプスを濡らしたり汚したりしないようにする事が大切です。
ギプス専用防水カバー導入の経緯
当時6才の娘が上腕骨顆上骨折(肘の骨折)のためギプス固定をしていた時、細長いビニール袋を腕にくくって、輪ゴムとガムテープで密封してお風呂に入っていました。
袋のシワ部分に水が溜まったり、隙間から水が入ってきたりしてギプスは濡れてしまいました。水分をタオルで拭き取り、ドライヤーで乾かす作業を毎日行い、怪我以上のストレスを感じました。
日常診療でも私と同じような体験談を頻繁に耳にし、他に簡単で良い方法がないものかと悩んでいました。
ギプス専用防水カバーの存在を知ったのはそんな折です。まずはどんなカバーなのか、私のクリニックで使用してみようと早速導入してみました。
ギプス専用防水カバー導入後の患者様の反応
■16才男性
長さは折って調節し、腕や足に簡単に通すだけで使用できる。
テープで密封するといった手間が要らず、使用後に乾かせばくり返し使用できる点が良い。
■4才女児の母
幼稚園の娘が、入浴後どう工夫してもギプスに水が入ってしまい、ムレやかぶれの湿疹ができてしまい困っていました。先生の勧めで専用カバーを使ってみたところ、ムレやかぶれも解消されました。娘の腕が細いのでゴム口に緩みがありましたが、タオルを巻いた上で使用すれば大丈夫でした。
たかはし整形外科・皮フ科クリニック(秩父市)
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